筋萎縮性側索硬化症(ALS)の方の看護・リハビリテーション

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、骨格筋を動かす運動神経が進行性に変性・消失していく原因不明の疾患で、症状の進行が比較期早いという特徴があります。呼吸筋や嚥下機能に関わる筋も障害を受けるため、症状が進行すると呼吸を維持するための人工呼吸器や経管で栄養を注入するための胃瘻などが必要になることがあります。

リハビリテーションでは、少ない力で関節を動かせるよう関節拘縮の予防に努めます。また残存している筋力を効果的に使ってコミュニケーションが取れるよう意思伝達装置のスイッチやデバイスの種類などの検討を行います。

人工呼吸器を使用するようになると痰が溜まりやすくなります。痰の位置によって、側臥位をとったり、ベッドをギャッジアップするなどして体位ドレナージを行い、呼吸介助をしながら痰の移動を促し、カフアシストと吸引を併用して排痰を行っていきます。

ベッド上では、出来るだけ安楽な姿勢を保てるようポジショニングを行います。適切にポジショニングをすることで、不要な筋緊張を緩和し、間接拘縮を予防することができます。また可能な限り車椅子に乗り、外出できるよう移乗方法や車椅子の種類、車椅子坐位のポジショニングを行います。

投稿日:2020年5月29日 更新日:

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