大腿骨頚部骨折術後の方の看護・リハビリテーション

転倒により大腿骨の近位部が骨折することが多々あります。特に骨粗鬆症の方はそのリスクが高くなります。骨折の部位により、人工骨頭置換術や骨接合術が行われます。

大腿骨頚部骨折後には、可能な限り早期に離床し歩行を開始するために、一般的に人工骨頭置換術が行われます。そして術後の急性期リハビリテーションや回復期リハビリテーションを行います。

エンパワーライフ訪問看護リハビリテーションでは、このような方に対して、理学療法士を中心としたリハビリテーションアプローチを行います。転倒骨折に至った原因を評価し、再び転倒しないよう転倒リスクの軽減を目指していきます。転倒のリスク要因として、体幹・下肢の筋力低下や姿勢不良、住宅の段差や滑りやすい床など心身機能だけでなく、住環境の評価も行っていきます。

心身機能に対するリハビリテーションとして、関節可動域の改善や筋力向上のための運動療法を行います。高齢であっても筋力トレーニングにより筋力が向上し、歩行能力が高まることが様々な研究により立証されています。特別なトレーニング機器を使用しなくても、それは可能です。椅子からの立ち上がりやスクワットが日常生活動作にも直結し、非常に有効です。我々は、この立ち上がりやスクワットを日常生活に取り入れることができるよう支援していきます。

また筋力の向上は心理的にも良い影響をもたらします。転倒後には自分の老化に直面し、転倒の恐怖心から動くことに対する不安な気持ちを助長します。筋力トレーニングにより、筋肉から分泌されるさまざまなホルモンには、気持ちを若く保ち、不安な気持ちを和らげ、自信をもたす作用があります。

筋力トレーニングに加えて、屋外歩行練習などの有酸素運動を行うことでより心身機能の向上が期待できます。転倒の不安がある場合は理学療法士や看護師がサポートして転倒のリスクを軽減しながら歩行練習を行います。

リハビリテーションを通じて、再び自信をもって立ち上がる、歩くこと、自分らしく生活することを支援します。

投稿日:2020年5月28日 更新日:

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